橋本慎吾です。
今日は売り込まずにお客様から選ばれる方法ということについてお話をいたします。
「売り込まずにお客様から選ばれる」こういう状態がつくれると非常にいいですね。
皆さん誰しもがそう思っていますし、私もそうですし、あなたもそうですね——売り込まれるのってすごく嫌ですよね。
自分が嫌なのですけれども、ただ、これが売る側になった時というのはどうしても売り込んでしまう。
知らず知らずのうちに売り込んでしまうという状況が発生してしまいます。
となると、お客様は売り込まれると逃げちゃいますよね。
売り込まれるとやはり拒否をしますので、お店とかでも「売り込まれそうだ」と思ったらさりげなくフェードアウトしてしまう。
そうなるとお客様も選ばれないということになりますよね。
あなたは3人のパン屋の誰から買うのか
では、売り込まずにお客様から選ばれるためにはどうしたらいいのかについてお話します。
たとえば、あなたが異業種交流会に参加した時にAさん、Bさん、Cさんの3人の人に出会ったとしましょう。
Aさんに「お仕事は何をされているのですか」と聞きました。
Aさんは「パン屋です」と答えました。
Bさんにも同じ質問をしました。
Bさんは「原材料にこだわったパン屋をやっています。」
そしてCさんにも「お仕事は何をされているのですか?」と質問をしました。
Cさんはこう言いました。
「私は皆さんの食卓に笑顔を届けるために毎朝パンを作っています。おいしいものを食べると笑顔になって、幸せの輪が広がるのです。なので、パン屋をやっています」と。そして、「パンが苦手な人もいるので原材料にもこだわってパン作りをしています。」というふうに話をしました。
ここで質問です。
あなたがパンを買ったり仕入れたりする時、AさんBさんCさんが同じ100円のあんパンを扱っているとしましょう。
この時にあなたは、どの方からパンを買いますか?仕入れますか?
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A:パン屋です。
B:原材料にこだわったパン屋です。
C:毎朝みんなに笑顔を届けるために心こめてパンを作って原材料にもこだわっているパン屋さん。
答えは言うまでもなく、Cさんですよね。
絶対Cさんに頼みますよね。
Aさんでもなく、Bさんでもなく、Cさん。
これすごくシンプルで当り前のことなんですけれども、あなたが「お仕事は何をされているのですか?」と聞いたから、違いがわかったんです。
もし聞かなければ、同じパンを同じ金額で売っていたら、もう何がいいのかわからないですよね。
実際にビジネスの場ではこういうことが頻繁に起きているということです。
WEBサイト上であんパンを販売しているとした場合、わざわざ聞かないですよね。
メールで「なぜパンを作っているのですか?どんな思いで作っているのですか?」とは聞かないですよね。
聞いたからこそ違いがわかっただけで、聞いて下さるということは、お客様からすればない訳です。
ですので、
貴方の商品、サービス、会社でも、このCさんのように素晴らしい理念や考え方があるならば、しっかり情報発信して伝えていかないとけないわけですね。
じゃないと、選ばれないということです。
その理念や考え方を出さないから価格勝負になるわけですね。
お客様の判断基準ですね。お客様が判断する基準がない以上、価格で判断するしかないんです。
その持っている思いを伝えることによって、「この人いい。この人から買いたい」ということでパンが選ばれるんです。
ではCさんだけが理念や思いを思っていたのかというと、AさんもBさんも言葉にできなかっただけで、実際は深く聞いていけばあるんですけれども、出していない、出せないから選ばれないということになります。
売り込まずにお客様から選ばれるには?
あなたが売り込まずにお客様から選ばれる状態を作るという事を目指すのであれば、あなたの理念や思い、考え方というのをしっかり情報発信して伝えていくということで、選ばれる状態を作ることが出来ます。
そこでどういう形にすれば伝わるのかについてはまた別の機会にお伝えすることにします。
大事なのは、「理念や考え方があればしっかり形にして情報発信して伝えていく」。
それが選ばれる基準になるということですね。
それをすることによって価格競争からも抜け出せますし、サービスを良くしたりということも要らない可能性もありますよね。
なんであの商品売れてるんだろうっていうものってありますよね。
そういったものはこの「理念」。
機能じゃないんですね。皆さんが選ぶ理由は。
なぜそれをやっているのか。そういった思いに共感するから選んでいただける。
だから、理念や考え方といったものはしっかりと伝えていきましょう!
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